沖縄タイムス 日刊スポーツ掲載!! 釣王  
2000年 12月 掲載
 沖縄で釣れるチヌは、南黒鯛、沖縄キチヌ、ナンヨウ チヌ、ヘダイなどが
 釣れるが
この中でも、南黒鯛、沖縄キチヌが、 生息数が多く磯釣りの
 対象魚になっている

チヌを釣るには、まずポイントの選定

 沖縄の海には、浅場のリーフ、リーフを掘って作られた漁港などの水路などが、チヌの好ポイントに
なっている。釣り場に着いたらその周りや地形などを、チェックしてポイントを選ぼう。釣果をあげる
には、自分の持っている道具などを工夫して、その釣り場の状況にあった仕掛けを選ぶようにしよう。

  チヌ釣りに欠かせない濁り


砂浜の浅場のポイント、にごりが発生したら
チヌの好ポイントになる。
 浅場の海岸線は、チヌのえさ場に なっており、カニ、エビ、小魚などが 多く生息して、それを捕食しに、 チヌなどは浅場に上がって来る。 しかしこのような浅場は、透明度が良く、 警戒心の強いチヌは、濁らないと 釣りずらいものである。 しかし濁りが発生すると、砂の中や 岩の下に隠れていたカニ、エビ、などが 出てきてエサが豊富になり、警戒心の 強いチヌも外敵などから発見されにくく 活発にエサを捕食するようになる。

棚とり

 チヌは海底を泳ぐ魚などでエサが海底近くにくるよ
うに棚を設定しなけれ
ばならない。棚とりが
できているかで、釣果
は左右される。
大潮の時は 200cm前後
の干満の差がある為、棚
はこまめに調整する。
 仕掛けは磯竿の1号か
ら2号 ぐらいの竿で、リ
ールは小型のスピニング
リールを使用。 道糸は、
3号から4号ぐらいで、あ
る程度品質に差がない
ので自分の好みで選ぶ
のもよい。







 ハリス→1,5号から3号程度 針→チヌ針の3号から5号 エサはチヌ釣りで重要なポイントの 一つでオキアミなどが一般的な エサではあるがポイントや釣りを している時の状況にあったエサを 選ぶようにする。  ウキ釣りで、マキエ(集魚材)を 撒くと魚を集めることができるので、是非持参してほしい。各釣具店に行くと色々な 種類の集魚材がでており、対象魚・ポイントによって使いわける。  チヌの投げ釣りウキ釣りなどでは、とどかないポイントなどを狙う事が出来るエサは、 活エビやカニなどが良く使われる。また大きめのエサなのでエサ取りなどが少なく チヌの大型がヒットする確率が高くなる。